青山会 会員の皆様

山口大学農学部同窓会、共同獣医学部同窓会の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 この度山口大学共同獣医学部同窓会会長に就任いたしました。 同窓会活動を通じ、会員相互の交流、親睦、母校の発展のために微力ではありますが、全力で努める所存であります。よろしくお願い申し上げます。

今から６年前（平成25年）、山口大学農学部獣医学科は山口大学共同獣医学部へ発展的に昇格しました。これはグローバル化が進む昨今、食の安全性や感染症への不安が世界的に高まる中、我が国の大学設置基準の一部が改訂され、2012年鹿児島大学との共同獣医学部設置がきまりました。翌年新入生（鹿児島大学、山口大学それぞれに）が入学し、今年平成30年3月19日、その学部第1回生26名が卒業しました。

共同獣医学部在学生は入学時、農学部同窓会に入会金は支払っていますが、農学部同窓会規約には獣医学部学生の会員として記載がありませんでした。悲願である獣医学部に昇格したこともあり、同窓会も獣医学部として創設しようと言う事になり、獣医畜産専門学校、農学部獣医学科、連合獣医学研究科、今春新たに創設される共同獣医学研究科（大学院）と縦軸に繋げる同窓会組織が準備され、今春3月山口大学共同獣医学部同窓会（青山会）が発足しました。

現在農学部同窓会に所属している全国の獣医系同窓生は、順次共同獣医学部同窓会へ移行していただくことを希望しています。そのための案内や手続きなど適時連絡させて頂きます。

この度、共同獣医学部のホームページを開設することになりました。そもそも同窓会は、会員相互の交流と親睦、そして母校の発展に貢献することを目的としております。このホームページが会員相互の情報交換の場になり、お互いが切磋琢磨し、また在学生の未来への具体的な指針の一助になればと念じています。 充実した紙面（画面、各ページ）は皆様の積極的な参加が大切です。我が母校がますます発展し、同窓後輩からたくさんの逸材が出ることを祈念してやみません。

平成30年6月
青山会 会長　深町輝康（V16,S48）

青山会 会員の皆様

「青山会（せいざんかい）」は、木曾康郎前学部長と深町輝康会長をはじめ、多くの山口大学農学部獣医学科卒業生の方々のご尽力により2018年3月19日に設立されました。

青山会の目的は、第2条に記載の通り「この会は、会員相互の親睦を図り、併せて山口大学共同獣医学部、大学院共同獣医学研究科の発展に寄与することを目的とする」とあります。この言葉どおり、すでに本会からは、昨年度の共同獣医学部第1期卒業生に対して同窓会長賞が贈呈され、親交が深められています。また、今年度に入ってからは、共同獣医学部教員が実施したクラウドファンディング（イヌの乳がん発症メカニズムを解明し、治療に貢献したい！：代表・水野拓也教授）に対して、青山会ならびに農学部（獣医系）同窓会にご協力いただき、その成功へ多大なる貢献をしていただいています。

山口大学農学部同窓会からの歴史考えると、昨年度に卒業した共同獣医学部1期生が農学部獣医学科64回生（V64）となります。これまで1,000名以上の卒業生を輩出し、日本全国の各所で要職を担っておられます。現時点では、青山会と獣医系農学部同窓会の完全な融合は進行中の段階ですが、今後はその融合が完成することで、青山会としてとても強い力を発揮できることと信じています。

さて、共同獣医学部では国際水準の獣医学教育の実施を証明するために、2019年6月にEAEVE（欧州獣医学教育機関協会）の教育評価を受審し、獣医学教育認証を取得する予定です。近年、教育における重要事項に、Quality Assurance（QA：質保証）の実施が挙げられており、共同獣医学部でも学生を交えてカリキュラムや教育方法の見直しを実施しています。さらにQAにおいては、卒業生による学部教育の評価も重要で、卒業生が大学の授業をどのように思っているか、改善すべき事は何か、社会に出て獣医師として必要とされる教育が実施されているかなどの意見交換が重要とされています。幸い、2018年10月には青山会の第1回総会が開催される予定となっています。山口大学ホームカミングデーとの同日開催となっていますので、遠方に住まわれている卒業生の方々も是非山口を再訪いただき、今後の獣医学教育に対するご意見を伺いたいと思っています。

誕生してまだ1年目の同窓会ではありますが、青山会では在校生・教員・卒業生の連携を深め、有意義な同窓会としてますます発展することを祈念しています。

2018年6月吉日
山口大学共同獣医学部
学部長　佐藤晃一